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sworn in - ジョー・バイデン氏がアメリカ新大統領に就任

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英会話は家族でシェアする時代



今朝のニュースはやはりこれでしょう!

民主党のジョー・バイデン氏が、アメリカの第46代大統領になりました。

トランプ前大統領が欠席する中で、バイデン氏が宣誓しました。


 (be) sworn in 
宣誓就任する


大統領就任といえば定番のこの表現です。でも、実は意味を砕いて文法的に理解するのは難しいのです。

もともとは

 swear  誓う・宣誓する

がベースになっています。次のようなフレーズを聞いたことがあるでしょう。

I swear to God I never did it!
神に誓って、絶対私はやってません!

ここから句動詞 swear in に派生します。

 swear (someone) in  (人を)宣誓就任させる

他動詞としての働きをするのです。

つまり、人が主語になったときは受動態になるわけですね。

swear の過去分詞は sworn ですから、

 be sworn in  (人が)宣誓就任する

となるのです。



 見出しのポイント 

Joe Biden is sworn in as the 46th president, pleads for unity in inaugural address to a divided nation
ジョー・バイデン氏が46代大統領に就任、分断された国への就任演説で、一致団結を求める

 inaugural  
就任(式)の



大国の運営ですから、トップが交代したからといって180度すぐに転換することは難しいでしょう。経済的格差だけでなく、心も大きく分断されたアメリカ国民はバイデン氏についていくのか、注視したいと思います。

ちなみに、sworn in はアメリカ大統領などの「宣誓」がともなう就任に使われるフレーズで、日本の内閣総理大臣の就任に sworn in は少し違和感を感じます。take office くらいが適切でしょう。

憲法の規定で、日本の首相は天皇によって任命され、国民に誓いを述べるという形式ではないのですね。このあたりにも日本と諸外国の政治システムの違いを感じます。




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