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緊急事態宣言の要請、西村大臣「受け止めて検討」

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年初からカオス状態になってきたかもしれません。

東京・神奈川・千葉・埼玉の知事が政府に対して「緊急事態宣言」を発出するよう要請しました。西村大臣は「受け止めて検討したい」と即答を避けています。

こうした回りくどい表現は、日本社会、特に政治の世界では、やんわりと煙にまいて断るものと捉えられているようです。まともなビジネスだったら、せめて期限を切って回答します、となるでしょう。

「受け止めて検討」は、英語にできなくはないですが、どうとらえるかによって180度方向性が変わってしまいますね。

前向き」な場合は比較的ストレートに考えることができます。例えば次のようなフレーズが使えるでしょう。

 take...seriously  ~を真摯に受け止める
 give...due consideration  
~を適切に検討する・~に十分な考慮を行う

take the matter seriously and give it due consideration
その件を真剣に受け止め、適切に検討する

どちらともいえない状態」では、例えばこんな表現があります。

 take stock of  検討する・見積もる・評価する

The government decided to take stock of the situation before making any specific steps.
政府は、何らかの具体策をとる前に、現状を把握することを決めた。

では「後ろ向き」の場合はどういう表現があるでしょうか?

最もシンプルなのは

 reluctantly  渋々、仕方なく
 unwillingly  嫌々ながら
 cautiously  注意深く

あたりをくっつければよいのです。

take the matter cautiously
その件を注意深く受け止める

The minister reluctantly gave the greenlight to the plan.
その大臣は、その計画を渋々承認した。

Cornered by a series of revelations by news reports, the politician unwillingly admitted to his involvement in the scandal.
報道によって明かされた一連の新事実に追い詰められて、その政治家は渋々そのスキャンダルへの関与を認めた。



緊急事態宣言が今必要なのか、また効果があるものなのか、正直わからない部分が多いと思います。

私権の制限ができないことに変わりはありませんし、去年の4月5月のような危機感を感じる国民もかなり少なくなったでしょう。


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