紙の辞書、電子辞書、オンライン辞書

みなさんは辞書を引くとき、どんな辞書を使いますか?
最近はスマホで調べる人が多いのでしょうか?
それとも辞書を引くという行為自体が減っているのかもしれませんね。
僕の私見ですが、紙の辞書、電子辞書、オンライン辞書、それぞれに良さがあると思っています。使い分けで効果を上げることができるといいですね。
以下は英語から意味を取るための「英和辞典」を中心に考えます。
紙の辞書
最も伝統的でオーソドックスなタイプですね。
僕が学生の頃は電子辞書なんてなかったし、みんな定評ある研究社や小学館の辞書や海外の英英辞典を持ち歩いていました。重くてかさばるのが難点でしたが、これくらい語学に気合を入れているんだぞという証明にもなって、僕は苦にはならなかったですけどね。
良い所は「用例や訳し方が豊富」な点に加えて、AからZまで英単語を全体的に把握できるところだと思います。何百回、何千回も引くうちに、qやxは単語が少ないんだなとか、この綴りで始まる単語は多いなとか気づくようになってきます。
辞書によって編纂者のポリシーが感じられるのも面白い点です。
今探したい単語を見つけるには非効率的かもしれませんが、寄り道でいろんな単語を見てしまう。これも学習かもしれません。
電子辞書(単体の液晶画面のもの)
最大の利点は軽くてコンパクトなことでしょう。収録内容も良い辞書が元になっている場合はなかなか良いと思いますが、結構高いんですよね。でもお金を払う価値はあると思っています。
ただ、一発で探してしまうために、紙のようなペラペラめくって迷って探し当てるという寄り道がないのがデメリットのような気がします。使い分けのスタイルも問題かもしれませんが。
オンライン辞書(辞書サイトなど)
個人的な意見ですが、これは使い方に気をつけないといけないと思っています。AIなどのアルゴリズムで意味を集めて自動的に表示している部分が多いからです。辞書サイトをよく見るとそういう注意書きがあります。
前述の紙の辞書や、それをデジタル的に収録した電子辞書とは違って、お金を取らないフリーサイトがほとんどですから、内容にどれだけの責任をもっているのか怪しいです。
実際、可能性として挙げられる意味をひたすら羅列されても、何がよく使われる用法かがわかりにくいし、訳し方の日本語もあまり練られていない感じがします。
そこから何を選ぶかはこちらの判断能力に委ねられているのです。
それぞれのタイプに思うことはまだまだありますが、今回はこのあたりで。
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