cumulative - 国内のコロナ感染者、累計10万人超す

【クルーズ船含む】新型コロナ、国内の累計感染者が10万人超えるhttps://t.co/dlAn1FRUUy
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 29, 2020
都道府県別にみると、東京都が3万人を超え、続いて大阪府が1万2千人、神奈川県が8千人に上り、愛知県で6千人、埼玉、福岡の両県も5千人を超えるなど、大都市やその周辺で感染者の増加が目立つ。 pic.twitter.com/cFzqjLXtP5
英会話は家族でシェアする時代


近ごろは、こうした感染者の統計は参考程度に考えるようになりました。
国内のコロナ感染者数が累計で10万人を超えたそうですが、「累計」ですから増えるしかないわけで、現在の感染者数や増減の傾向を知る指標にはなりません。
cumulative
累計の・累積の
累計の・累積の
今回は、統計に出てくるこのような数え方の英語表現をみておきましょう。
cumulative の実際の使い方としては、
cumulative number of... ~の累計
cumulative total of... ~の累計
あたりがよく使われます。
There are 350 current hospitalizations, and a cumulative total of 1,245 hospitalizations. Latest information on recoveries, cases, and more: https://t.co/8suDGKFr3D
— KRTV Great Falls MT (@KRTV) October 27, 2020
There are 350 current hospitalizations, and a cumulative total of 1,245 hospitalizations.
現在350人が入院中で、累計では1245人が入院している。
一方で、ざっくりと書く場合は、cumulative という単語すらあまり使わないように思います。いちいち cumulative を付け加えると、まどろっこしい英語になります。
total 合計
これだけで代用する場合が多いと思います。
上の文章も、
A total of 1,245 people have been hospitalized so far.
これまでに計1245人が入院している。
と言い換えることができるからです。
また、日本語には「延べ」という言葉がありますが、要は「同じ人による重複を含む数」ということですよね。
英語ではぴったりくる表現があるでしょうか?
これも total number of... と言ってしまう場合が多いと思います。重複があろうがなかろうが、合計と考えるのです。
もし厳密に場合分けをしたければ、例えば「来訪者の延べ人数」を言う場合なら
including the number of multiple visits by the same person
同じ人による複数回の訪問を含む
のような説明を加えると確実に伝わると思います。
日本で累計10万人超える、といわれても比較の対象がないので、意義がわかりにくいですね。
死亡率や病床の占有割合など、今意味のあるデータの分析をお願いしたいところです。
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