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presidential debate - トランプ vs バイデン・米大統領選挙テレビ討論会

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トランプ氏とバイデン氏が、初の直接対決です!!

全米、いや世界中で放映されたテレビ討論会で、2人は新型コロナや経済対策について舌戦を繰り広げました。


 presidential debate 
大統領候補討論会


今回は、この日本語訳について、いつも気になっていることを一つ言わせてください。

日本では「ディベート」という概念がない、あるいは、あっても相当に希薄です。

たいていは「討論」と訳されてしまいますが、日本人が思い浮かべる討論は discussion に近いでしょう。

debate 「ディベート」には一定のルールがあって、細かくは申しませんが、肯定側と否定側が互いに立論し、反証を示し、質疑を行い、といったもので、その説得力を競うものです。

ところが、
選挙前の各党党首の討論会を見てもわかりますが、日本の「討論会」というのは、せいぜいパネルディスカッション程度のもので、司会者が一問ずつ雛壇に振っていくという「ユルユル」なもの。もともと論理的に突き詰めた質問でもないので、適当にはぐらかしても切り抜けられます。

これに関連して思うのですが、日本の文化には

 yes-or-no question  
イエスかノーで答えさせる質問

という概念が欠落しています。英語ではしばしば

Answer yes or no. 
「はい」か「いいえ」で答えてください。

と記者や司会者が詰め寄るシーンを見たことがないでしょうか?

予定調和を重んじる日本の社会では、このような詰問は嫌われるのです。

総理の会見も、大抵は幹事社が事前に秘書官に質問を提出して答えも用意されているくらいですから.....

日本の討論会での質問は、せいぜい「~についてどう思いますか?」程度でしょう。これは英語にすれば

What do you think about...?

と好き勝手な意見を求めているにすぎないのです。



グチになってしまいましたが、動画で2人のディベートをごらんください。あまり紳士的とは言い難いかもしれませんが.....

朝ナマに近いというべきか.....



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