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CAPEX - 設備投資の激減で4-6月期GDPがマイナス28.1%に下方修正 

CAPEX.png
今年4~6月期の国内総生産(GDP)の悪化は、さらにひどいものになりました!

今日発表された改定値では、マイナス28.1%の落ち込み。コロナによる経済活動の落ち込みが設備投資を急激に減少させたということです。


 CAPEX 
設備投資


今回は、経済分野の英語を「チラ見」しておきましょう。

専門分野の用語は、英語ができるかどうかにかかわらず、その分野の人であればよく知っているものです。逆に、英語が少々できる程度では、専門分野ではほとんど役に立たないのが現実

私は記者時代、マクロ経済や財務・金融をカバーしていた期間が長かったので、経済・金融用語には全く抵抗感はありませんが、みなさんはいかがでしょうか?

CAPEXとは、頭文字をとったもので、分解すると

 capital expenditure  設備投資

のことです。

 capital spending 
 capital investment 
ということもあります。

また、capital 資本 を使わずに

 business investment 
 investment in plant and machinery 
工場や機械への投資

などと表現することもできます。

でも、言葉の上っ面をさらうだけでは、意味がありません。専門用語は内容を理解しておかねばならないのです。

CAPEXの内容は、最後の investment in plant and machinery が一番わかりやすいかもしれません。生産拡大のために製造設備にお金を投じるという企業の方針なのです。今は逆に先行き不安の経済状況ですから、生産設備を拡大しようとは思わないわけです。


こちらの記事から英語を見ておきましょう。

Japan's economy in the April-June period shrank an annualized real 28.1 percent from the previous quarter, a sharper contraction than the initially reported record shrinkage of 27.8 percent, as business investment slowed amid the coronavirus pandemic, government data showed Tuesday.

火曜日に発表された政府のデータによると、日本経済は4-6月期に、当初発表された過去最悪の27.8%の縮小よりも急激に落ち込んで、前期比で年率28.1%縮小した。新型コロナウイルスの蔓延のなかで設備投資が鈍化した。

 annualized  年率換算の
 quarter  四半期
 contraction  
縮小



経済の先行きは厳しそうです。

秋冬の感染の再拡大の懸念のなかで、日本と世界に明るい材料はいつ見えてくるのでしょうか?

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