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power - なかなか手強い「電気」の英語

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今回は「電気」の話題です。

再生可能エネルギーの導入拡大を加速させるために、再生エネルギーがより有利な形で送電線に接続できるように、経産省がルールの見直しをするというニュースです。

「電気」や「電力」にあたる英語表現は、ストレートな訳語の electricity だけではなく、実は奥が深いのです。今回はそんな例を見ていきましょう。


 power 
電力


power は「電力」一般として、幅広く使える単語です。簡単ですね。

Kansai Electric Power Co. 関西電力
power transmission line  送電線
power outage 
停電

比較的に私たちの語感とマッチしているので簡単ですね。



では、これはどうでしょうか?とらえどころの難しい単語です。

 utility  電気・ガス・水道

本来の utility の意味に「有益性」「実用性」があることから、人に役立つものとしての「電気・ガス・水道」を指すのです!

電気やガスそのものを指すこともあれば、この分野の「公共事業」や「事業会社」という意味にもなります。

実際は、次のような表現の中で使われることが多いと思います。

utility company (電気・ガスなどの)事業会社

電気やガスなどに特定したい場合は、こうすれば誤解ありません。

power utility company 電力会社
gas utility company ガス会社
water utility company 
水道会社

最後ですが、なかなかピンと来ないちょっと変わった使い方もあります。

utility gas 都市ガス
utility pole 電柱
utility bill 公共料金の請求書



「そこの電柱を右に曲がって....」などと説明したいけれど、「電柱」を説明できなかったことはありませんか?

用例を挙げただけではなかなか記憶に浸透しないと思いますが、utility と聞いたら「電気・ガス・水道」を思い出してみてください。ではでは~
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