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Spanish flu - 1918年のスペインかぜ

spanishflu.png無題

今回の新型コロナウイルスの万円とよく比較されるのが、1918-1920に世界的に大流行した「スペインかぜ」です。

ふとジャパンタイムズの過去記事を検索してみたら、当時の報道がたくさん出てきました!当時は The Japan Advertiser と呼ばれていました。

今回はそんな中から1918年10月25日の記事を取り上げてみたいと思います。


 Spanish flu 
スペインかぜ


 Spanish  スペインの
 flu = influenza  インフルエンザ

ということですが、1918年の日本ではどのような状況だったのでしょうか、さっそく見ていきましょう。

無題2

From reports received from various parts of the country it appears that the epidemic of what is called trench or Spanish influenza is prevalent in different parts of Japan and in some of these places it is so severe that schools have to be closed and various industries are being seriously interfered with.

日本各地からの報道からすると、いわゆる「塹壕」つまり「スペインかぜ」と呼ばれるその疫病は、日本のさまざまな地域で蔓延しているようだ。地域によっては深刻な状況で、学校が休校になったり、さまざまな産業が深刻な影響を受けている。

 what is called  いわゆる
 prevalent  蔓延している
 trench  塹壕 と呼ばれたのは、欧州のスペイン風邪は兵舎や塹壕にぎゅうぎゅう詰めになった兵士たちの間で感染が広がったからだそうです。



日本でも、1918年当時の人口5500万人に対して、2380万人が感染したとされるそうです。

100年が経ちましたが、人間社会の仕組みは進化したのかもしれませんが、生物としてのヒトとウイルスの関係はさほど変わっていないようです。

当時の報道を見る限り、昔も今も取るべき対応にあまり違いはないようにも思いますね。過去の経験からも学ぶ点はいろいろあるのかもしれません。
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