disaster-relief dispatch - 成田の検疫に自衛隊を災害派遣

自衛隊に災害派遣命令 成田空港で検疫支援 - FNNプライムオンライン https://t.co/DyipaT6VY6 検疫でパンクしそうな成田空港に自衛隊が支援に行くことは適切だと思う。ただ気になるのは自主派遣する法的根拠。
— JSF (@rockfish31) March 28, 2020
コロナ対策で自衛隊が動きました!
河野防衛相が自衛隊に災害派遣を命令し、成田で海外からの帰国者や入国者の検疫を支援します。
disaster-relief dispatch
災害救助派遣
今回はこのフレーズを見ていきましょう。
日本語では「災害派遣」というフレーズとして使われていますが、英語では
disaster relief 災害救助
のための派遣とするのが通例です。また「災害派遣命令」に完全に一致する表現は見かけません。いくつかのパーツに分けて、それを文型によって組み合わせるような使い方が通例です。
disaster 災害
relief 救助
dispatch 派遣
なのですが、disaster-relief とハイフンで結んで形容詞的に「災害救助派遣の」となります。ハイフンは使わない場合もあります。これにdispatch を合わせて
disaster-relief dispatch
災害救助派遣 としています。
次は応用編です。
例えば、「防衛大臣が自衛隊に成田空港への災害派遣命令を出した」は
The defense minister issued an order to dispatch the Self-Defense Forces to Narita International Airport for a disaster-relief mission.
のようになります。このとき dispatch は動詞「派遣する」となります。また、disaster-relief と dispatch は分離して使われていますね。
★漢字というのは「表意文字」で、並べるだけで意味がつながっていくものです。これに対してアルファベットは「表音文字」ですから、文章として意味がつながるように書いていかないといけません。
「災害派遣命令」の英語表現が文章として再構成する必要があるのも、このあたりの違いによるものでしょう。
コロナ関連での自衛隊の災害派遣は、「ダイヤモンド・プリンセス」の任務以来、2回目ということですが、部隊の中で集団感染が発生しないよう、万全を尽くして任務にあたっていただきたいと思います。
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