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play catch-up - コロナ対応の遅れを取り戻す

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新型コロナウイルスの感染拡大の場合に「緊急事態宣言」を可能にする法案が、衆議院で審議入りしました。政府の対応についてさまざまな批判がある一方で、一刻も早く感染拡大に備える態勢を整える必要があります。


 play catch-up 
(遅れを)取り戻す


今回は、学習者には非常にわかりにくい play の使い方を見ておきましょう。

 catch-up  は、
遅れを取り戻すこと、挽回、追いつくこと、追い上げ
ですよね。句動詞では catch up であることもお分かりだと思います。

play catch-up は、アメリカ人がよく使うフレーズです。

I missed my math class on Monday. I've got to play catch-up.
月曜日の数学の授業を聞き損ねたよ。遅れを取り戻さなくちゃ。(追いつかなくちゃ。)



でも、なぜ play を動詞にとるのか、考えたことがありますか?

このような文脈では、play は日本語にすると「~する」というふうにしかなりません。

「~する」という意味での play をあえて分類すれば
・(遊びを)する
・(球技を)する
・(ごっこを)する 
・(楽器を)演奏する
・(劇などを)上演する

などが比較的わかりやすいのですが、結局はフレーズとして覚えるのが一番早いのです。

同様の~する」に関する疑問は domake などにも出てきますが、ネイティブでない以上は、習熟を重ねることでアタマの回路をつなぐ努力をしたほうが効率的だと思います。

逆に言えば、あまり深く法則を追求しても、ルールより例外の方が多い場合もあり、徒労に終わる可能性が高いとも言えます。

数学などの理系科目が得意な方は、こういうのがとても苦痛ですよね。でも、外国語学習とはそういうものなのです。



 記事のポイント 

While Japan hasn’t had a surge in coronavirus cases seen in places like South Korea, its approach so far has been marked by bureaucratic roadblocks and sudden reversals.

日本では韓国のようにコロナウイルスの感染事例が急増はしていないが、これまでの取り組みは、官僚組織の障害や突然の判断の覆しによって特徴づけられている。

 surge  急増
 mark  
特徴づける



政府の対応が批判されているのは日本だけでなく、トランプさんのアメリカを含め、多くの人や物が行き交う他の先進国でも同じような状況になっています。こういう事態に際しては、悪者探しよりもまず迅速な対応で catch up することに尽きると思います。



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