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トランプ・ツイート斜め読み - 一般教書演説


トランプ大統領が、今年の「一般教書演説」を行いました。

注目すべきは、アメリカ経済の回復をアピールし、今年秋の再選への意欲を誇示したことです。

今回はアメリカ史の豆知識をご紹介します。


 State of the Union address 
一般教書演説


State of the Union address がなぜ 一般教書演説 と訳されるのか、不思議に思うでしょう。
この state は、「州」を表す state ではなく、「状況」「状態」を表す state なのです。

そして Union というのは、南北戦争をやっていた1860年代当時の、北軍に代表されるアメリカ合衆国のことを Union と呼んでいました。すなわち

State of the Union
「国が置かれた状況」

という意味なのです。国家の現状を大統領が一般国民に説明する演説なので「一般教書演説」と訳されています。

address は「演説」ですよ。「住所」のアドレスではありません!
 

こちらの記事から英語を見ておきましょう。

Trump strikes defiant tone, using State of the Union to tout economic accomplishments
トランプは大胆な調子で、一般教書演説を使って経済面の功績を誇示

 defiant  大胆な
 tout  宣伝する、誇示する


政治スキャンダルや国の分断など、あれだけのゴタゴタがあって数字は良くなっているというのが驚きです。


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