merit-based - ベア上げにも成果主義

Toyota union to propose merit-based pay-raise system as seniority model faces scrutiny https://t.co/bYSTKHgN5W
— The Japan Times (@japantimes) December 26, 2019
経済ニュースはオジサンの専売特許かもしれませんが、大事ですよ~!
「春闘」といえば、一律のベアアップを要求することが従来の伝統でしたが、トヨタを皮切りにそれも変わっていきそうです。
merit-based
成果主義の・能力主義の
今回は、またもやカタカナ日本語が理解のじゃまをしている「メリット」について見ておきましょう。
たいていのみなさんは
merit メリット・利点
として覚えているはずです。
ところが、これだけが merit の意味ではありません。
(人の)実績・功績
という意味もあり、今回の merit はまさにコレ。
merit-based は実績に基づいた、ということですね。
ちなみに、組織の賃金や人事制度において反対の意味になるものは
seniority-based 年功序列の
ですね。あわせて覚えてみてください。
記事の英語を見ていきましょう。
Toyota union to propose merit-based pay-raise system as seniority model faces scrutiny
年功序列モデルが見直しを迫られるなかで、トヨタ労組は成果主義に基づく賃上げ制度を提案へ
scrutiny 精査・調査
自動車業界は、基本的には買い替え需要の喚起で存続してきたと思います。しかしライフスタイルの変化や深刻化する環境問題への対応から、成長戦略の転換を迫られています。
トヨタの賃金交渉の在り方は他の業界にも波及するとみられ、日本の年功序列に基づく給与制度はさらに崩壊していきそうです。
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