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merit-based - ベア上げにも成果主義

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経済ニュースはオジサンの専売特許かもしれませんが、大事ですよ~!

「春闘」といえば、一律のベアアップを要求することが従来の伝統でしたが、トヨタを皮切りにそれも変わっていきそうです。


 merit-based 
成果主義の・能力主義の


今回は、またもやカタカナ日本語が理解のじゃまをしている「メリット」について見ておきましょう。

たいていのみなさんは
 merit  メリット・利点
として覚えているはずです。

ところが、これだけが merit の意味ではありません。
(人の)実績・功績
という意味もあり、今回の merit はまさにコレ。
merit-based  は実績に基づいた、ということですね。

ちなみに、組織の賃金や人事制度において反対の意味になるものは
 seniority-based  年功序列の
ですね。あわせて覚えてみてください。



記事の英語を見ていきましょう。

Toyota union to propose merit-based pay-raise system as seniority model faces scrutiny

年功序列モデルが見直しを迫られるなかで、トヨタ労組は成果主義に基づく賃上げ制度を提案へ

 scrutiny  
精査・調査



自動車業界は、基本的には買い替え需要の喚起で存続してきたと思います。しかしライフスタイルの変化や深刻化する環境問題への対応から、成長戦略の転換を迫られています。

トヨタの賃金交渉の在り方は他の業界にも波及するとみられ、日本の年功序列に基づく給与制度はさらに崩壊していきそうです。




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