Star Wars - 「スカイウォーカーの夜明け」

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— The Japan Times (@japantimes) December 21, 2019
スター・ウォーズシリーズの最新作・「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開が始まりました!!
みなさんはもう観ましたか?私は年末に高校生の息子と観に行くことにしています。
The Rise of Skywalker
「スカイウォーカーの夜明け」
「スカイウォーカーの夜明け」
今回は、英語解説というわけではないのですが、英米の映画の「原題」と「邦題」について、翻訳の観点から感じていることをお話ししたいと思います。
もうかなり前からこの傾向を感じていますが、英語の原題をカタカナにしただけの邦題が圧倒的に多くなりましたね。英語がわかる人にとっては何とか意味は理解できるのですが、あまりカタカナ語に慣れない人には記憶にすら残らないと思います。
昔の洋画は必ず詩的な、文学的な邦題がついていたものですよね。その邦題自身が独自の文学的な世界を作り上げていたような気がします。
ちなみに、洋画の原題って、びっくりするほど即物的で何の味わいもないなぁと思うことがあります。
映画の翻訳業界の事情は知りませんが、近年は安直になっているのでしょうか?それとも翻訳者による第三者的な解釈を入れないようなトレンドがあるのでしょうか?でもその結果がカタカナにしただけで意味が伝わらないのであれば、何の意味もないと思うのです。
その意味では、昔の翻訳者は責任重大だったでしょうし、そのイメージが日本におけるその作品についてまわるわけですから、それは大変だと思います。でも、だからこそリスクをとって日本語で作品のイメージが心に残るような邦題をつけるようにしていただきたいものです。
「スカイウォーカーの夜明け」 → The Rise of Skywalker
この riseは夜明けの意味ではないと思いますが、ストーリー全体のイメージから「夜明け」という言葉をを選んだのでしょうね。
いずれにせよ、「ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」としなかったところは評価したいと思います。
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