body - 中村医師の遺体が故郷に

Body of NGO chief Tetsu Nakamura arrives in hometown of Fukuoka after Afghanistan shooting https://t.co/DIfJe5OkcO
— The Japan Times (@japantimes) December 9, 2019
アフガンで銃撃され死亡した医師で「ペシャワール会」代表、中村哲さんの遺体が故郷の福岡に到着しました。
body
遺体
遺体
今回は簡単な単語 body ですが、「体」が「遺体」の意味になることを覚えてください。
通常では、生きている人は固有名詞や人称代名詞、あるいは言い換えのフレーズなどで表現しますよね。
例えば、安倍総理は
Shinzo Abe(固有名詞)
he(人称代名詞)
the prime minister(言い換え)
などと表現できます。
ところが、body が付いたとたんに「死んだ人」を示す場合があります。生きた「体」というよりは、亡くなった人の「体」です。英語に限るわけではありませんが、人は「肉体」と「魂」を分けて考えることがありますね。body and soul です。the body of... とあえて書きだすところに、魂が分かれたことが暗に示されているのかもしれません。
the body of Dr. Nakamura
中村医師の遺体
the body of a man in his 30s
30代の男性の遺体
もちろん、body には他にも多くの意味があり、全てが「遺体」ではありません。
胴体 → the body of a car 車のボディ
体系 → a body of knowledge 知的体系
機関 → a foreign aid body 対外援助機関
要は文脈次第になりますが、人の描写に body が使われているときは注意して読んでみてください。
記事から英語を見てみましょう。
The body of Tetsu Nakamura, the Japanese physician and devoted aid worker who was killed in a shooting five days earlier in Afghanistan, arrived Monday in his home prefecture of Fukuoka accompanied by members of his family.
5日前にアフガニスタンで殺された、日本人医師で援助活動家の中村哲さんの遺体が、家族に付き添われて月曜日に彼の故郷である福岡県に到着した。
physician 医師
アフガンで中村さんは水の整備を支援していました。考えてみれば、このような社会基盤は国が整備して当然のもの。それだけ国全体が戦火で疲弊しているということなのです。
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