辞書にはのらない英語 - 体罰

Teacher at prince's school in Tokyo admits kicking student and breaking his rib, sources say https://t.co/BT9JtgFrbY
— The Japan Times (@japantimes) November 21, 2019
お茶の水でとんだ不祥事です!
これは傷害事件ではないでしょうか?文京区のお茶の水女子大学附属中、教師が体罰を加え、ろっ骨を折るけがを負わせました。
この体罰、日本語ではシンプルですが、英語では意外と口をついて出てこないものです。
体罰
corporal punishment
corporal punishment
corporal 身体の という形容詞です。これと
punishment 罰 が組み合わさっているわけですね。
ちなみに、corporal には、名詞で別の意味があります。
軍隊でいう 伍長 という階級です。
こちらが記憶にある人は、体罰は何か軍隊と関係があると思うかもしれませんが、形容詞ではもっぱら「身体の」という意味です。
記事から英語を拾ってみましょう。
A teacher at a prestigious Tokyo junior high school allegedly kicked a student as corporal punishment in mid-September and left him with a broken rib.
東京の名門中学校の教師が、9月中旬に体罰として生徒を蹴り、ろっ骨を折るけがを負わせたという。
prestigious 名門の
rib ろっ骨
教育現場にはいろいろな事情や感情があるとは思いますが、暴力と教育を区別するものは何でしょう?教える側と教えられる側の信頼関係がますます希薄になっている現代社会では、愛の鞭(≒体罰)という考え方自体が成立しえないのではと思います。
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