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yellow vest anniversary - 「黄色いベスト運動」の1年

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抗議行動といえば香港デモばかりを思い起こしますが、フランスで続いている「黄色いベスト」の抗議運動は、16日で始まってから早くも1年を迎えました。


 yellow vest anniversary 
黄色いべスト運動の記念日


今回は、多くの英語学習者が間違えやすい
anniversary の使い方を整理しておきましょう。

良いことも悪いことも含めた、ニュートラルな意味での「記念日」「~周年」なのです。

日本語でアニバーサリーというと、お祝いごとのイメージがありますが、英語ネイティブの言う
anniversary は良い意味も当然あるのですが、災いごとも含めて「~周年」という意味で使われるのです。

ですから、ニューヨークの9.11テロ事件や、東日本の3.11の大災害も、
anniversary と呼んで差し支えないのです。

昔、ジャパンタイムズの編集現場に電話してきた高齢男性の読者の方が、震災の記事に「アニバーサリー」とは何を不謹慎な扱いをしておるのか、とおっしゃっていたのですが、完全に的外れなのです!

こんなことにならないよう、覚えておきましょうね。



記事から英語を見ていきましょう。

Demonstrators torched cars and pelted police with stones and bottles and police fired tear gas and water cannons in Paris on Saturday as rallies to mark the first anniversary of the anti-government yellow vest demonstrations erupted into violence.

パリで土曜日、抗議デモ参加者が車に火をつけ、警官に石やびんを投げつけ、警察は催涙ガスや放水銃を放った。反政府の「黄色いベスト」抗議デモの1周年を記念する集会が暴力化するさなかのことだった。

 pelt  投げつける



考えてみれば、このような抗議が1年も続いているのはすごいことです。どこかの国なら、早々に当局が鎮圧しているのではないでしょうか?

ある意味、フランスにおける一般労働者の権利が尊重されているとも言えます。

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