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catch on - ストロー再利用は広まるか

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身近で大きな問題です!

プラスティック製のストローがプラごみとして環境を汚染している問題はご存じかと思いますが、その対策としての再利用可能なストローを採用するお店が増えてきたというニュースです。このまま広まっていくのでしょうか?


 catch on 
流行る・広まる


今回は、一見やさしそうですが奥が深い、句動詞 catch on を見ておきましょう。

そもそも、句動詞というのは、簡単な動詞と前置詞が組み合わさって、新たな意味を持つものです。その多くはもとの動詞の意味から類推できるものなのですが、そうはいかないものもたくさんあり、学習者を悩ませるのです。

例えば look up を考えてみましょう。

・見上げる
・辞書で調べる

などがありますが、look up to になると

・~を尊敬する

になりますよね。「見上げる」から類推もできますが、なかなか即座に思い浮かばないでしょう。

catch on にも、なかなか類推できない「流行る」以外の意味があります。

・意味を悟る
・分かりが早い
・ピンとくる


などです。

Today is his first day in the office, but he catches on fast.
今日は職場で最初の日だが、彼は飲み込みが早い。

長年英語に接してきて思うのですが、句動詞はやはり丸ごとパターンで覚えてしまうのが、後天的な学習者にとっては早道なのかなと思います。類推からニュアンスを導くのは、まずは数をこなしてからのほうが良いでしょう。



記事から英語を拾ってみましょう。

Reusable straws catching on in Japan but yet to see popular groundswell

再利用可能なストローが日本で流行るものの、盛り上がりを見るのはまだこれから

 groundswell  盛り上がり、高まり

For some, an ocean full of plastic is the last straw. That’s why a growing number of environmentally concerned restaurants in Japan are doing away with single-use plastic straws in favor of reusable silicone and stainless steel ones as a way to combat the global plastic waste crisis.

プラスチックでいっぱいの海はもう限界だと考える人たちがいる。このため、環境に配慮する多くの日本のレストランが使い切りのストローを廃止し、再利用可能なシリコンやステンレスのストローを採用して、地球規模のプラごみの危機への対応策としている。

 single-use  使い切りの



よく、プラごみの本丸はストローではなく、こればかりに目を向けてもプラごみは減らないといわれています。確かに事実だと思いますが、プラスチックストローの削減は、一般消費者に一番近い存在として、環境問題意識を高める象徴的な役割を果たすことができると思いますが、いかがでしょうか?
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