climate fight 'sexy' - 小泉進次郎の英語

Make climate fight 'sexy,' says Japan's new environment minister Shinjiro Koizumi https://t.co/JTdd6LSBsa by @Matthew__Green pic.twitter.com/itIoRPrvMv
— Reuters Top News (@Reuters) September 23, 2019
今、小泉進次郎・環境相が面白い!
彼が英語で面白いスピーチをやってくれました。原稿を読み上げるでもなく、ご自身の言葉として語っていたようですが、果たしてその英語の中身は......?
climate fight 'sexy'
気候変動との闘いは「セクシー」
小泉大臣は何と言っていたのか、前後の英語を拾ってみましょう。
ニュース動画はこちら
Big-scale issue like climate change..... It got to be fun, it got be cool, it got be sexy, too.
気候変動のような大きな問題(への対処は)、楽しんで、クールに、そしてセクシーにやらないといけないんだ。
このようにおっしゃってますね。
さて、どうでしょう?
自分の英語でしゃべっている点は、日本の政治家としてはなかなか立派だと思います。が、
中身が意味不明ですよね。
A big-scale issue like climate change
この主語はとても良かったと思います。不定冠詞の a が必要でしたが。
おそらく、英語で考える思考力がここで尽きたのでしょう。ただ、押し黙るわけにもいかず、聞き覚えのあるカッコ優先の耳当たりの良いフレーズで、場を繕っているようにも聞こえます。
前段と後半の英語の格調が、場違いにちぐはぐですよね。
it got to be... というのは、国務大臣という公人が口にする英語としてはかなりブロークンな感じがします。もともとは
it has got to be で、せめて
it's got to be ならよかったかも。
環境省の役人の知恵も借りつつ、もう少し中身を精査した上で、原稿を読んでいるほうが良かったかもしれない、といったところでしょうか。
発音はいいだけに、スタイルや空気に流されてしまったのが少し残念です。
進次郎ファンのみなさんには複雑な結果となりましたが、英語の専門家としての意見はこんなところです!
ではでは~
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