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kph - 英語の風速は「時速~キロ」

kph.png 台風10号(Typhoon Krosa)が西日本を通過しました。けが人も出たというニュースが。。


 kph 
kilometer per hour
時速~キロ


今回は、意外と気づかない日英の単位の使い方の違いに触れておきましょう。
台風の話題でいえば、日本では
風速△△メートルと表現しますが、英語ニュースの世界では
時速△△キロで表すのが通例です。

日本で定義されている風速は1秒あたりに風が進む距離ですから、時速にするには
60x60の3600倍で1時間に進む距離ですよね。

台風10号が風速40メートルなどと出ていましたが、これは
40x3600=144 kph
となり、時速144キロで吹く風なのです!

また、
日本ではkm/hと表記することが多いのですが、
英語ではkphとすることが多いと思います。

そして、アメリカなら、
時速△△マイル
mile per hour = mph
になるでしょう。

風速は他にもノット knot という単位もあり、使われる分野によって主要な単位が違うようですが、一般人にわかりやすく情報提供するニュースの世界では、kphは自動車などと同じですから、感覚的に速さが想像できるのではないでしょうか?


記事から英語を拾ってみましょう。
Sixteen people were injured Thursday as a powerful typhoon was set to make landfall in western Japan, with more than 7,000 people evacuating their homes following the weather agency's warnings of record rainfall.
強烈な台風が西日本に上陸すると予想されるさなか、16人が木曜日に負傷し、気象庁が記録的大雨への警戒を呼びかけたあと、7000人以上が家から避難している。

 landfall  上陸
 evacuate  避難する

The season's 10th typhoon with an atmospheric pressure of 975 hectopascals at its center was packing winds of up to 144 kilometers per hour and traveling north at a speed of 30 kph from some 50 kilometers off Iwakuni, Yamaguchi Prefecture, as of 1 p.m. Thursday
今期10番目の台風は、中心気圧975ヘクトパスカルで、時速144キロメートルの風を伴っている。木曜日午後1時現在では、山口県岩国市の50km沖を時速30キロメートルで北に進んでいる。

 atmospheric pressure 
 
気圧
 pack winds  風を伴う
このpackの使い方は、竜巻や台風が突風や強風を伴う場合の特殊な用法でしょう。



私は昨日、予定通りに大阪から東京に戻ってきましたが、台風とかち合わなくて助かりました。西日本のみなさま、くれぐれもお気を付けください。
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