disabilities - 国会のバリアフリー化なるか?

参院選後初の臨時国会が開かれ、「れいわ新選組」から出馬して当選した身体障害のある議員が登院しました!Opposition lawmakers with severe disabilities make Upper House debut after steps taken toward creating barrier-free Diet https://t.co/nWzLOYYmUO
— The Japan Times (@japantimes) August 1, 2019
選挙戦から関心を集めている、山本太郎氏率いるれいわ新撰組ですが、国会のバリアフリー化は進むのでしょうか?
disabilities
障害
今回は障害者などにまつわる英語表現を見ておきましょう。
みなさんに覚えておいていただきたい大事なルール、といいますか、社会的な配慮というものがあります。
日本も同じですが、あからさまに障害者、障害者と呼ぶことは好ましくありません。英語でも
disabled 機能しない、身体障害のある
という形容詞はあり、
disabled people
the disabled などで身体障害者と言います。
これでも間違いではありませんが、より配慮を加えた言い方だと、
people with disabilities
people with special needs などで
身体障害者とします。
特に後者は「特別な支援を必要とする人々」と婉曲的ですね。
初めの2つよりもあとの2つは、言葉の響きがソフトですよね?
このような書き方を
euphemism 婉曲表現とよび、障害者などの呼称に配慮することを
political correctness
「政治的公正」・差別用語を使わないこと
と英語の世界では呼んでいます。
少し難しいかもしれませんが、国際社会で立ち振る舞うにはこうしたレベルの英語の使い方もできるようになることが必要です。
記事から英語を拾ってみましょう。
A special five-day Diet session following the July 21 Upper House election kicked off Thursday, marking a momentous occasion for two opposition lawmakers with severe disabilities, who entered the Diet building for the first time.
7月21日の参院選に続く、5日間の臨時国会が木曜日に開会し、国会の建物に初めて入った重度の身体障害のある2人の野党議員にとっては、きわめて重要な機会になった。
momentous きわめて重要な
much of the public’s attention has focused on Yasuhiko Funago, 61, and Eiko Kimura, 54, both of whom are severely disabled and were elected as members of Reiwa Shinsengumi, an anti-establishment party founded by actor-turned-politician Taro Yamamoto.
世間の関心の多くは、舩後靖彦議員(61)と、木村英子議員(54)に集まった。2人には重度の身体障害があり、元俳優で政治家の山本太郎氏が創設した野党から当選した。
anti- 反~
国会の施設の一部が早速バリアフリー化にむけて改修されつつあるそうですね。私はその昔、国会の中を政治取材で走り回っていた時期がありましたが、国会ほど旧態依然とした場所はありません!豪華なソファーがならんだ喫煙スペースや、女性トイレは男性用を少し改修しただけなど、ある意味日本の政治社会を象徴する場所でした。
れいわの2人をきっかけに、国の中枢から時代遅れの状況をどんどん切り崩していけばよいと思います。
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