strait - ホルムズ海峡で日本のタンカー襲撃

ホルムズ海峡近くのオマーン湾で、日本のタンカーが攻撃を受けた事件。ケミカルタンカーKOKUKA Courageousは日本の海運会社が運航する船です。#APExplains: How attacks on tanker ships in the Strait of Hormuz in the Middle East could rattle a vital global route for oil. https://t.co/FIZ8Y3Wsne
— The Associated Press (@AP) June 13, 2019
分析は進んでいますが、安倍首相のイラン訪問に合わせた威嚇行為とも考えられています!
strait
海峡
苦境・困難
苦境・困難
今回はこの strait について見ていきましょう。
地理的な意味では「海峡」になります。
Strait of Hormuz ホルムズ海峡
Tsugaru Strait 津軽海峡
形を想像してみてください。陸地にはさまれて狭くなった図が思い浮かぶでしょう。
このことから、「狭い」「閉じ込められた」「締め付けられた」という意味があり、そこから転じて
strait 苦境・困難
という意味でも使われるのです。
この場合、straits と複数形になることを覚えてください。
in financial straits 財政的苦境にある
in dire straits ひどい苦境にある
などのように使います。
80年代に"Money for Nothing"で流行ったイギリスのロックバンド
Dire Straits も同じですね。自虐的なバンド名です!
記事から英語を拾ってみましょう。
The suspected attacks on two tankers near the Strait of Hormuz, between Iran and Oman, has renewed concerns about the vulnerability of world energy supplies to military tensions in a highly volatile region.
イランとオマーンの間のホルムズ海峡で2隻のタンカーが攻撃された事件は、世界のエネルギー供給がいかにこの地域の軍事的緊張に対して脆弱であるかについて、新たな懸念を生じさせている。
vulnerability 脆弱さ
volatile 不安定な、脆弱な
About a fifth of all oil traded around the world goes through a body of water just 2 miles wide, so any conflict that threatens tankers could cause huge disruption to crude supplies for energy-hungry countries, particularly in Asia.
世界で取引される原油の約5分の1が、幅2マイルにすぎない水域を通過するため、タンカーを脅かすいかなる紛争も、特にアジアなどのエネルギーを求める国々に対する原油の供給に大きな支障をきたしかねない。
body of water 水域
conflict 紛争
crude 原油
安倍首相はトランプ大統領とイランの核開発をめぐる対立の仲介役を担おうとイランを訪問しました。日・イランは長年の友好国であるため、訪問自体は実現しましたが、実際どこまで日本の役割が受け入れられるのか、この事件を見ても前途多難な状況です。
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