トランプ・ツイート斜め読み - Trump in U.K.
トランプ米大統領とメラニア夫人が英国を訪問中です。"This evening, we thank God for the brave sons of the United Kingdom and the United States, who defeated the Nazis and the Nazi regime, and liberated millions from tyranny. The bond between our nations was forever sealed in that great crusade." pic.twitter.com/wqXT8ZGik1
— The White House (@WhiteHouse) June 3, 2019
エリザベス女王主催の晩餐会をはじめ、さまざまな歓迎行事に国賓として参加する予定です。
日本の訪問もありましたし、最近トランプさんは国賓づいていますね!
U.K. / Britain / England ?
どれが「英国」?
どれが「英国」?
このニュースにちなんで、今回は日本人にとって紛らわしい「英国」をめぐる表現を整理しておきましょう。
まず、日本で「イギリス」と呼んでいる国の正式名称は、
U.K.
the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
です。これは略して「連合王国」とも呼ばれます。
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドのことです。
「英国」と呼ぶのが適切でしょう。
Britain 正式名ではありませんが「英国」をさすものです。
英国に住んでいる人々は、the Britishです。英国大使館は、British Embassyです。
あるいは「グレートブリテン島」を指す場合もあります。
England これは、英国内の「イングランド」ですね。
「英国」「イギリス」を総称することはないので注意してください。
日本で「イギリス」と言っているので、とても間違えやすいのですが、一説によると、江戸時代にポルトガル人がイングランドのことをInglezと呼ぶのを聞いて「エゲレス」と呼び始めたとも言われています。
ツイートの英語を見てみましょう。
This evening, we thank God for the brave sons of the United Kingdom and the United States, who defeated the Nazis and the Nazi regime, and liberated millions from tyranny.
今宵、神が英国と米国の勇敢な人々を与えてくれたことに感謝します。彼らはナチスやその政権を打ち倒し、独裁政治から何百万人の人々を解放しました。
son 子孫・末裔
tyranny 独裁政治
The bond between our nations was forever sealed in that great crusade.
我々の国の絆は、この攻勢の中で永遠に確立されました。
bond 絆
seal 確定する、密封する
crusade 反対攻勢
こうしたちょっとした挨拶でも、依然として第二次大戦の「ナチス」や「抑圧から人類の自由を勝ち取る戦い」などのフレーズが出てくるんですね。キリスト教 vs イスラム教の世界も然り。
数十年も経てばきれいさっぱり忘れてしまう日本人とは違いますね。
今回のトランプ氏の訪英ですが、宿泊先はバッキンガム宮殿ではないそうですね。大規模な改修工事がその理由とも言われています。
一方で、英国内の「反トランプデモ」を懸念しているのではないかとも言われています。
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