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英文ニュースの headline とは

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今日はThe Japan Times が主催する高校生のための「英字新聞作成プログラム」の特別講師として、横浜雙葉高校で授業をやってきました。

とても良い景観に恵まれた、横浜らしい学校でした。
生徒さんや先生方の雰囲気もすばらしく、英語学習への力の入り具合が感じられました。

「英字新聞作成プログラム」というのは、有志で集まった高校生たちが、自分たちで実際に「英字新聞」を作るコースです。実際には学校行事や近隣のコミュニティーを紹介したり、卒業生で社会で活躍されている方々にインタビューをするという企画が中心になっています。ジャパンタイムズでは、若い世代に社会で通用する英語力を早いうちから身に着けていただきたいという趣旨で、このような教育プログラムを多くの高校に提案しています。

英語ネタがないのも淋しいので、触りだけご紹介しましょう。


英文ニュースの headline には、法則があります。
 動詞は過去のことでも「現在形」
Japan enacts legislation making preschool education free in effort to boost low fertility rate
低水準の出生率を上げるため、日本は幼児教育の無償化法案を可決
このときの動詞 enact可決する」は、可決したことを受けて報じられたニュースですから、enacted と過去形になると思うかもしれませんが、ニュースの見出しは「現在形」なのです

 be動詞は省略される 
Chiba nursery teacher injured while protecting kids after car driven by 65-year-old plows into park
千葉の保育園の保母が、65歳の運転する車が公園に突入したあと、園児を助けようとして負傷した
このときの injured は、通常の英文では was injured 「負傷させられた」となるべきですが、ヘッドラインの英語においては be動詞は省略されるのです。これを injure「負傷させる」の過去形と読んでは間違いです。慣れてくると、be動詞が省略されていてもそこに見えるくらい自然に英文ヘッドラインが読めるようになります。

・・・まだまだ続く・・・


このようなことを生徒さんたちと長々とやりました。
英語ばかりで疲れたと思いますが、新たな発見もできたと思います。近い将来、立派なグローバル人材になれるよう、がんばってくださいね。

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