辞書にはのらない英語 - 廃プラ

あまり大きく取り上げられていませんが、ごみ処理の問題が深刻になっています!Japan to ask municipalities to dispose of industrial plastic waste as trash piles up due to China ban https://t.co/XfMfo2UY2o
— The Japan Times (@japantimes) May 17, 2019
これまで日本のいわゆる「廃プラ」を受け入れてきた中国がこの輸入を禁止したことから、日本国内で処理しきれなくなり、リサイクル業者だけでなく自治体にも焼却を求めるというニュースです。
廃プラ
plastic waste
「廃プラ」とは、「廃プラスチック」、つまり
「プラスチックごみ」ですね。
なので plastic waste となります。
ただし、厳密にいえば、廃プラスチックは
「一般系廃プラスチック」と
「産業系廃プラスチック」に分けられます。
家から出る「ゴミ」は総称すると
garbage ごみ
ですが、プラスチックに限れば
household plastic waste
家庭から出るプラスチックごみ
⇒ 一般系廃プラスチック ですね。
他方、事業で排出される廃プラは
industrial plastic waste
産業系廃プラスチック
となります。今問題になっているのはこちらのほうですね。
記事から英語を拾ってみましょう。
The Environment Ministry plans to ask municipalities to accept and dispose of industrial plastic waste as an emergency step, as the amount of such waste has been increasing since China banned imports
環境省は緊急措置として自治体に産業系廃プラスチックを受け入れ、処分するよう求めることにしている。中国が輸入を禁止して以来ごみの量が増加しているからだ。
municipalities 自治体(市町村)
dispose of 処分する
Japan exported some 1.5 million tons of plastic waste as recycle material in 2016 and 1.4 million tons in 2017, according to trade statistics from the Finance Ministry.
財務省発表の貿易統計によれば、2016年に日本は150万トンの廃プラスチックをリサイクル原料として輸出し、2017年には140万トンを輸出した。
material 原料
statistics 統計
あまり大きく報じられませんが、日本は大きな「ごみ輸出国」なんですね。
中国の政策にはいろいろ思うところがありますが、この件に関してはごみを他国から押し付けられる筋合いはないと主張する権利はあると思います。
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