辞書にはのらない英語 - 幼保無償化

幼保無償化が10月から始まります!Japan enacts legislation making preschool education free in effort to boost low fertility rate https://t.co/BxLeudajn5
— The Japan Times (@japantimes) May 10, 2019
先週、国会でこれを可能にする法案が可決されました。
「幼保無償化」とは英語でどのように表現すればよいのでしょうか?
辞書にはのらない英語を考えていきましょう。
幼保無償化
実は、これを一言で表すフレーズはないといっていいでしょう

社会の仕組みも日本と海外では大きく違いますし、言語はそんなに都合よくはできていないのです。
まず「幼児教育」と「保育」を「無料にする」という線で、意味を噛み砕いて説明することがベストです。
幼児教育 ⇒ preschool education
保育 ⇒ day-care services
無料にする ⇒ make ... free
このようにする政策、と考えると
policies to make preschool education and day-care services free
と説明すれば伝わるでしょう。
ちなみに、今回の法案では、ここに対象者が全員だとか何歳から何歳までという条件が付いてくるので、さらに細かくなってしまいます。
記事から英語を拾ってみましょう。
Under the program, the government will make preschool education free for all children between 3 and 5 years old starting in October. Day care services will also be made free for children up to 2 from low-income households.
このプラグラムの下では、政府は3-5歳のこどもの幼児教育すべてを10月から無償化する。低所得世帯の2歳までの保育サービスも無償化する。
low-income 低所得の
household 世帯
Abe’s administration has been encouraging greater participation by women in the workforce amid a deepening labor crunch, while trying to reduce the number of children on waiting lists for day care facilities.
安倍政権は、深刻化する労働力危機の中で女性のさらなる参加を奨励する一方で、保育施設への入所を待つこどもの数を減らそうとしている。
encourage 奨励する
deepening 深刻化している
crunch 危機、ピンチ
今回の幼保無償化の財源には、消費税の10%への引き上げが充てられることになっています。
使途が法制化されたので、引き上げはもう変わることはないのでしょうかね?
庶民としては気になるところです。
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