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bail - ゴーン元会長「保釈」へ?

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11月19日に逮捕されて以来、検察に繰り返し再逮捕され勾留延長されてきたゴーン氏。
ようやく保釈の道が開けてきたようです。
裁判所が勾留延長を却下という事態になりました。

 bail 
保釈


今回は保釈に関係する英語を見てみましょう。
まず「保釈」って・・・?と思う方のために簡単に解説します。
「保釈」とは、勾留されている被疑者を拘置所から出してあげるために、保証金・保釈金を国庫に納めて出してもらうことです。
英語でこれを bail と言います。名詞や動詞、また bail out という句動詞でも登場します。
 bail  保釈する、保釈金、
 free someone on bail  保釈金を払って~を保釈する
 out on bail  保釈中で
また、bail out で「保釈する」の他にも「水をくみ出す」「救い出す」という意味もあります。
 bail out an ailing company  倒産しそうな会社を救済する

保釈金の額がどうやって決められるかは、逃亡の可能性や事件の重大さなどを考慮した「相場次第」というところでしょうか・・・
ゴーン氏だったら、相当な金額になりそうですね。
ちなみに、「釈放」は単に自由の身になるということで、保釈金の話は関係しません。

AFPのツイートから拾ってみましょう。

Sudden move: auto tycoon Carlos Ghosn could soon be freed on bail after a Japanese court rejected prosecutors' request to extend his detention for alleged financial misconduct
急展開 ― 自動車産業の大物、カルロス・ゴーン氏が近く保釈されるかもしれない。日本の裁判所が財務の不正処理の容疑で彼の勾留延長の申請を却下したことを受けて。
 tycoon  大物、将軍
 extend  延長する
 detention  勾留
 alleged  (容疑内容を受けて)~したとされる
 misconduct  不正行為、不祥事


業界の大物を巻き込んだ一連の逮捕・勾留劇では、欧米を中心に日本の刑事司法制度が人権無視だと大きな批判を浴びています。
裁判所としても、延々と続く「再逮捕」の検察テクニックを疑問視したのでしょうか?
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