FC2ブログ

財務相、「N分N乗」に慎重 少子化財源で

nbnj.png
少子化対策の議論の一環として、聞き慣れない呼称が出てきました。

実は、「N分N乗方式」とは昔から存在するようで、所得税の課税対象を個人ではなく世帯を単位として課税する仕組みのことです。

それを算定する上で、世帯の総所得を世帯人数で割って1人当たりの所得額を計算し、その所得額に税率をかけるというものです。


 N分N乗方式 


これは一言で英語で表すのは難しいですね。まるっと説明的に書くしかなさそうです。

an income tax system based on the number of household members
世帯人数に基づいた所得税制度

のように説明がつくでしょう。

「N分」や「N乗」をあえて訳す必要はないかもしれませんが、英語の言い方をさらっておきます。

「N分」は「Nで割る」ということですから、

 divide X by N  
 X divided by N  
XをNで割る・X÷N

の形が一般的でしょう。

では「N乗」は何というのでしょうか?

 Nth power  N乗

という形があります。これはなかなか難しいのですが、例えば

 X to the Nth power  XのN乗

のように使います。

two to the fifth power 2の5乗

バリエーションはいろいろあるようですが、なかなか使う機会がなく、一般生活の中では定着しないものです。

ちなみに、「2乗」にはsquare を、「3乗」には cube を使うことが一般的です。



税制が少子化対策として効果を発揮するかどうかについては、さまざまな試算を重ねて決めていく必要があるでしょう。

政府も国民もわかっているとは思いますが、そこだけが非婚化・少子化の原因であるはずもなく、対策は雇用から法制度、あるいは結婚や子育て、育児に関する社会通念まで、広くとられなければならないでしょう。

関連記事

0 Comments

Post a comment