要注意!「コリジョンコース現象」

「コリジョンコース現象」をご存知ですか?
— JAF (@jaf_jp) February 2, 2017
直角に交わる見通しのよい交差点で2台の車が同じ速度で接近したとき
相手は常に同じ角度で進むため、止まってると認識してしまう現象のことです。
錯覚が引き起こす事故原因の一つ。ご注意ください。
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正月早々からいたましい交通事故が発生しました。
福島県郡山市で乗用車と軽乗用車が衝突して軽乗用車の4人が死亡しました。
いわゆる「コリジョンコース現象」という、同じスピードで交差点に接近する車が止まって見える錯覚が事故の要因の一つだったのではと報じられています。
この「コリジョンコース現象」、英語でも要注意です。
コリジョンコース現象
the blossom effect
the blossom effect
和製英語とまでは言わないまでも、「コリジョンコース現象」はネイティブ用語ではないようです。
collision course が英語だけに厄介です。
blossom 開花
effect 効果
=「ブラッサム効果」
と呼ばれる現象を指しています。衝突直前までは止まっているように見えて、突然大きくなることから、その一連の現象が blossom 開花 に例えられています。航空事故関連が元になっているようですね。
アメリカ連邦航空局の説明では
It (an aircraft) will remain in a seemingly stationary position, without appearing either to move or to grow in size for a relatively long time, and then suddenly bloom into a huge mass filling one of your windows. This is known as "blossom effect."
航空機は一見して静止した位置にとどまり続け、比較的長時間にわたって動いたり大きくなるようには見えない。そして突然、巨大なかたまりとなって窓一面に広がるのである。これは「ブラッサム効果」として知られている。
実際に、スピードを緩めずに突っ込むと大変恐い思いをしそうです。
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