岸田首相、防衛費捻出のため所得税を除いた増税検討へ

【防衛費 所得税を除いた増税を検討】https://t.co/6gZdgsAP7O
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 8, 2022
防衛費の増額によって2027年度以降不足するとされる約1兆円の財源について、岸田首相は所得税を除いた形での増税を検討するという考えを示しました。
増税の話だけはスピード感ある政権です。
所得税
income tax
income tax
この用語自体はあまり難しくはありませんが、income の意味は、日本の税制でいう定義とは必ずしも一致していないので注意が必要です。
日本では、少なくとも税に関わる文脈では「収入」と「所得」は別の物です。「所得」とは税や社会保障費などが引かれて、手元に残った正味の額ですね。
でも、英語では「収入」も「所得」もざっくりと income を使うことが多いようです。
なお、revenue 収入・歳入 という単語もありますが、主に企業や団体の会計用語として使うものでしょう。
revenue:
the income that a government or company receives regularly
「所得」=「手取り」と考えれば、次のような表現が使えます。
income after tax deductions
after-tax income
net income
その他、「税」の表現を見ておきましょう。
inheritance tax 相続税
consumption tax 消費税
corporate tax 法人税
また、問題となっているガソリン価格は、
double taxation 二重課税
だと批判されています。ガソリン価格には gasoline tax ガソリン税と petroleum and coal tax 石油石炭税が含まれている上に、消費者は給油時に「消費税」も支払います。
所得税というのは、個人に対する税負担全体の一部に過ぎません。他の税金が上がれば苦しくなるのは当然です。
今の景況感にもかかわらず、こと増税に関しては国民に対する丁寧な説明もなければ、話し合う姿勢も見られない岸田政権です。
彼の「聞く耳」はいったいどこへ行ったのでしょうか?
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