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heatstroke or heat exhaustion - 「熱中症」の英語

熱中症

今週からイッキに暑くなってきました。
今年も「熱中症」の季節ですね。

ただ、英語で熱中症というとき、以前から気になっている違いがあるのでご紹介したいと思います。

熱中症
heatstroke?
or
heat exhaustion?

heatstrokeは、日本の英文メディアが「熱中症」に対して好んで使っている英語なのですが、
これは緊急処置を要する深刻な場合で、最悪「死に至る危険」を伴う重度の熱中症です。
以前の分類で言う「熱射病」に相当。

熱中症の分類

一般に、ニュースで注意を呼び掛けているのは、必ずしもIII度(重症)のものではないかもしれません。
そうした「熱中症」は英語では
heat exhaustion
を使うのが自然です。
この場合のexhaustionは上記の分類ではII度(中等症)に相当するようです。
なお、I度のheat syncope「熱失神」やheat cramps「熱痙攣」は、一般記事ではあまり見かけません。


In the U.S. we differentiate between heatstroke and heat exhaustion. The former is deadly and requires emergency action.
アメリカでは、heatstroke とheat exhaustionを区別します。前者は死に至る危険があり、緊急処置を必要とします。

ジャパンタイムズの職場のエディターにこんなことを言われました。
熱中症を記事化する場合は、どの程度の症状を指しているのか、よく考える必要がありそうです。

いずれにせよ、軽度の熱中症も放置しておくと重度になってしまうので、こまめに水分を補給し、適度に涼んで過ごしましょう。
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