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mercury - 猛暑は続く ~ 「水銀」と「気温」の不思議な関係

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毎日暑いですね!

8月初旬もこの気温が続くとのこと!

ところで、英文ニュースで猛暑の話になると、よく the mercury soars... などのフレーズを目にします。

でも、mercury って「水銀」のはず..... なぜ「気温」に使われるのでしょうか?


 mercury 
気温


mercury といえば、物質としての「水銀」が第一義です。

ではなぜ「水銀」=「気温」なのでしょうか?答えは、昭和に生まれたみなさんなら想像がつくかもしれません。

昔の温度計には、液体に「水銀」が使われているものが主流で、水銀柱と呼ばれました。気温を測る場合は赤いアルコールが封入されたものが普通ですよね。もはやそれも古く、今はデジタルかな。

だから、the mercury rises...は the temperature rises....「気温が上がる」と同じなのです。

Back in the old days, the red liquid in thermometers used to be made of mercury.
温度計の中の赤い液体は、昔は水銀からできていました。

When someone says "the mercury is rising" that means "the temperature is rising."
「水銀が上昇している」というときは、「気温が上昇している」という意味なのです。

As the mercury gets hot or cold, it will expand up or down showing the fluctuation in temperature.
水銀が熱くなったり冷めたりすると、膨張したり収縮したりして、気温の変化を示すのです。

ちなみに、「気温」の意味で使うときは、定冠詞をつけて the mercurity としてください。



東北や北海道も軒並み30℃越えの時代です。もう日本に避暑地はなくなったのかもしれません。

まだまだ猛暑が続きそうですが、どうぞご自愛ください。
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