civilian - キーウ周辺で発見された遺体1222人に 多くは民間人か

キーウ周辺に1222人の遺体 ウクライナ、ロシアの「戦争犯罪」5600件捜査https://t.co/9GFJajbpu9
— AFPBB News (@afpbbcom) April 10, 2022
こうしたニュースを聞くたびにいたたまれない気持ちになります。
ウクライナのキーウ州で、これまでに多数の民間人を含む1222人の遺体が発見されたと発表されています。
ロシアは「戦争犯罪」を行ったということを否定していますが、状況証拠は各地で見つかっているようです。
civilian
民間人(の)
民間人(の)
今回は、注意が必要な「民」と「公」にまつわる表現を見ておきましょう。
このニュースのような場合は、明らかに「軍人」に対する「民間人」の話です。「文民」としてもよいかもしれません。
こういう場合は
civilian 民間人
を使います。これに対する「軍人」は
military personnel 軍人
などと表現します。
次に、行政など軍と関係のない「民間」の文脈では、
private 民間の・私的な
を使うのが基本です。
private sector 民間(部門)
はよく聞く表現ですね。
また、この場合の「民間人」、「私人」は
private(-sector) citizen です。
これに対する「公」の基本は
public 公の
ですね。同様に
public sector 公共部門
としても使われます。
civilian とよく似た civil を使った
civil sernvant 公務員
があるじゃないか、と思われるかもしれませんが、このときの civil は
civil 市民の
という意味で、「軍と民」とはまた違う比較軸なのです。
旧ソ連が崩壊した時、アメリカ・イギリス・ソ連は、「ブタペスト覚書」を交わしました。
ウクライナが核を放棄することと引き換えに、その安保を保障するものですが、今回のロシアによる侵攻では、そんな約束など「どこ吹く風」の状態です。
民間人虐殺についても、ロシアの全面否定はにわかに信頼しがたいものです。
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