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OSINT - ウクライナ民間人殺害 情報収集で徹底的な検証を

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毎日いたたまれないニュースが飛び込んできます。

ウクライナの首都キーウ近くのブチャでは、多くの民間人が殺害され、これはロシア軍が撤退する前に行われたとされています。

ロシアは、軍の撤退後に虐殺が起きたなどと主張、これを否定しています。

事実を検証する上で、最近このような手法を報道でよく見かけます。


 OSINT 
= Open Source Intelligence
オープンソースインテリジェンス(オシント)


情報収集の手法として「OSINT(オシント)」が注目されています。決まった日本語訳はないようです。

【Wikipedia】
オシントは「合法的に入手できる資料」を「調べて突き合わせる」手法である。情報源は政府の公式発表(プレスリリース)、マスメディアによる報道・インターネット・新聞・書籍・電話帳・科学誌その他を含む。具体的には、対象国の方針を割り出すために、対象国の新聞社交欄、ニュースの断片、人事の異動発令、発表報道などを丹念に集積し、分析するといった手法である。

 intelligence  諜報活動 ですから、

open source intelligence は、公開された情報源を使った諜報活動、といった意味ですね。

ブチャの件では、衛星写真やネットに上がっている動画から、事実関係を突き合わせる検証をメディアなどが行っています。


How Open-Source Intelligence Is Helping Clear The Fog Of War In Ukraine

オープンソースインテリジェンス(オシント)が、いかにウクライナの戦争の霧を晴らすことに役立っているか

 clear a fog  霧を晴らす



今回の虐殺を含め、ウクライナ危機全般において、国連は機能不全に陥っています。

ロシアが安全保障理事会のメンバーで、拒否権で何も決められないからです。

何も実効性のあるストップをかけられない事態に苛立ちを覚えます。
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