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日銀が「指値オペ」で国債買い入れ

sashi (1)
アメリカの利上げや円安などが、ここ最近話題になっていますね。

その中でも、日銀が国債を買い入れる際の「指値オペ」という、よくわからない用語が登場しています。

英語では何と呼んでいるのでしょうか?


 指値オペ 
fixed-rate purchase operations


「指値オペ」の内容については、NHKのまとめ記事をご覧ください。

英訳については、日銀自身がそのように呼んでいます。




 fixed  固定された
 rate  利率・レート
 purchase  買い入れ
 operation  運用・実施・操作

ということです。「指値」とは売買時において「値を指定する」ことだと解釈できるでしょう。

これを毎日連続して行う「連続指値オペ」は

 consecutive  連続したを加えて

consecutive fixed-rate purchase operations
fixed-rate purchase operations for consecutive days

などと表現できるでしょう。



日銀が目指しているのは、長期金利の上昇を抑えることです。

長期金利の上昇は、金融の引き締めを意味し、企業は借り入れを控えます。

しかし、政府・日銀はまだまだコロナ禍で疲弊する日本経済を金融緩和で下支えしたい考えです。

ですので、最近のFRBの利上げなどに見られる出口戦略は、日本にとっては「時期尚早」といったところなのでしょう。

この国際買い入れの弊害として、「円安」が進行しています。利上げのアメリカと超低金利の日本を比較すれば、ドルを買って円が売られるからです。

輸出企業にはプラスの効果があるのかもしれませんが、輸入物価や原油価格は高騰する一方です。
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