TOB - 村田製作所、アメリカ通信部品会社を買収

M&As | 5G TENDER OFFER
— Nikkei Asia (@NikkeiAsia) February 15, 2022
Japan's Murata will conduct a tender offer at $4.50 a share for Resonant, a U.S. designer of a key 5G component.https://t.co/v86GvIJFHb
村田製作所がアメリカの通信部品会社 Renonant に対してTOB を行うそうです。
約3億ドル(約336億円)を使ってNasdaqで株式を取得するとのこと。
TOB
株式公開買い付け
株式公開買い付け
経済用語は難しいですね。略語が多いし、専門知識も必要です。
この TOB も、単に「株式公開買い付け」と訳す以上に、その内容によって何の省略形かも違うのです。
TOBは2通りに分かれます。
takeover bid 敵対的TOB
買収される会社が株の買収に同意していないにもかかわらず、一方的に株式の買い付けを行うことです。
takeover には「乗っ取り」という意味があります。
tender offer bid 友好的TOB
こちらは、被買収企業が同意済みの場合ですね。資本提携やM&Aなどで多く使われる手法でしょう。
敵対的TOBに対する防衛策(takeover defenses)にもいろいろあって英語的にも面白いのですが、それはまた別の機会に。
記事の英語
Murata, which owns 4% of Resonant, will buy the remainder through a tender offer at $4.50 per share.
村田製作所はレゾナント株式の4%を保有しているが、1株当たり4.5ドルで公開買い付けを行うことで残りを取得する。
邦人企業の中にもM&Aで拡大するものもあれば、買収されて形を変えていく企業も多数あります。
もはや企業の合従連衡に国境はない時代です。