斜陽産業の新聞業界、部数減止まらず

【昨年も180万部減、全然止まらぬ「新聞」衰退の末路】 「毎日」「産経」規模の部数が毎年消失している#東洋経済オンラインhttps://t.co/Trbg1CuwYL
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) January 9, 2022
長年この業界にいた人間としては一抹の寂しさを感じます。
この記事によれば、本年中に一般紙は3000万部台を割り込むことが確実視されているとか・・・
斜陽産業
sunset industry
sunset industry
直訳で冗談か何かのように思われるかもしれませんが、英語でも同じような発想です。
sunset 日没
であることから、太陽が傾いて沈みそうな時間帯にある、旬を過ぎてもう終わりであることの例えとして使われます。
sunset industry
⇒ an old and declining industry
古くて落ち目の産業
と定義されています。また、次のような表現もできると思います。
twilight industry 斜陽産業・衰退産業
twilight とは「黄昏時」「衰退期」という意味ですね。sunset と同じニュアンスで使います。
景気の悪い話になりましたが、10数年前までは日本の新聞業界は欧米に比べると中高年の「岩盤」読者層が厚いことから、まだ当面は安泰だろうと考えられていました。
しかし、新聞に慣れ親しんだ高齢者層も次第に世代交代で、いよいよ岩盤層も終わりです。
ニュースそのものの必要性は今後も変わらないと思いますが、新聞業界は「紙の瓦版」を刷って配るという従来のビジネスモデルに縛られすぎて、そのコストを支えきれず転換のタイミングを逸してしまったように感じます。
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