pivot - プラ容器からの方向転換、コロナで頓挫か

PANDEMIC FALLOUT | THE RETURN OF PLASTIC
— Nikkei Asia (@NikkeiAsia) January 2, 2022
Each Japanese resident throws out 32 kg of plastic waste a year.https://t.co/U8ilxhfIZt
みなさま明けましておめでとうございます!
今日から早々に仕事始めの方もいらっしゃるかと思いますが、正月三が日はゆっくり休養できたでしょうか?
年初からゴミの話題で恐縮ですが、プラ容器の排出量が増えています。テイクアウト需要が増えた一方で、家庭で捨てるゴミの中でもPETやプラスチックトレーがやたらと多くなった気がしていました。
コロナ禍における衛生管理が主な理由ですが、こういうものを減らすことに軸足を置いてきた試みは頓挫したのでしょうか?
pivot
方向転換・旋回軸・ピボット
方向転換・旋回軸・ピボット
もともと pivot は機械の構造にまつわる単語です。「くるりと回る部分の軸」のことですね。間接部分を接合する部分です。

そこから転じて「方向性を転換すること」や「転換の中心となるものや人物」などの例えとしても使われます。ニュースで出てくる pivot はむしろこちらの意味が多いと思います。日本語では「軸足」という表現にも相当します。
形容詞は
pivotal 方向転換の中心となる・きわめて重要な
となることも想像できますよね。
pivotal event in history
歴史の転換点となる出来事
pivotal figure
中心的人物
などのように使います。
記事の英語
Japan's pivot away from plastic stymied by COVID
日本のプラスチックからの方向転換、コロナで妨害される
stymie 妨害する
↑このヘッドラインの意味を一瞬で理解出来たら、相当な上級者ですね。
Each Japanese resident throws out 32 kg of plastic waste a year.
日本の居住者一人一人が、年間32キログラムのプラごみを排出
2022年も引き続きニュースを題材に「オトナの英語」をご紹介していきたいと思います。言葉は場面に応じて適切に使い分ける必要があり、カジュアルなものからフォーマルなものまで、ニュアンスの違いを理解することが重要です。
英語は一見やさしく見えますが、簡単な単語の組み合わせでもオトナしか使わないような表現もたくさんあります。必ずしも難しい単語を使うことが「オトナの英語」というわけではないのです。
非ネイティブにはそのあたりの感覚がとても難しいわけですが、さまざまなレベルの英語にたくさん触れることで、感覚がついてくると思います。
英語を学ぶみなさんにとって、今年が pivotal な1年になりますよう、お力添えできれば幸いです。
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