「震源」の英語~最近は地震が多い

M4.9 quake hits Japan's Yamanashi near Tokyo, no tsunami threathttps://t.co/cIKXtuJdbf
— Kyodo News | Japan (@kyodo_english) December 2, 2021
今朝は山梨の地震で目が覚めました。
東京西部に住んでいるので、それなりの揺れを感じました。
地震のニュースに触れるたびに、「震源」の英語の使い分けを解説しています。
epicenter
と
focus
と
focus
どちらも「震源」として使われますが、違いはあまり理解されていないのではないでしょうか。
epicenter
→地底にある震源を上空から見たときの地表点で、専門的には「震央」を指す
focus
→地底で実際に断層の破壊が発生した点で、専門的な意味での「震源」
一般に、日本語の報道では「震央」という言葉は使わずに「震源地」と呼んでいます。
また、普通の人は「震央」「震源」「震源地」の区別をせずに、全部「震源」ではないでしょうか?
よく上から見た地図上で示される✖は「震央」のことです。
The focus of an earthquake is the point where the rocks start to fracture. It is the origin of the earthquake.
地震の震源(focus)とは、岩が崩れ始める点のことで、地震の発生点を指します。
The epicenter is the point on land directly above the focus.
震央(epicenter)とは、震源(focus)から真上に伸びた地表点を指します。
Kids Fun Science より
記事の英語
The focus of the quake in the Fuji Five Lakes area around the northern foot of Mt. Fuji was at a depth of about 20 kilometers.
この地震の震源は、富士山の北側麓の富士五湖周辺の地域で、深さ約20kmだった。
(このときの focus「震源」は、実際に断層が崩壊した地中の点のことですね。)
地震学的な違いを踏まえた上でepicenter / focusの違いを説明できれば、一目置かれるかもしれません。
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