国会議員の「文書通信費」 在職1日で満額100万円

吉村洋文知事、衆院1日で満額100万円支給を批判「これが国会の常識。おかしいよ」
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) November 14, 2021
→しかも、この文書通信費は、領収書が要らない経費。非課税。領収書の要らない経費って、民間である?税務署から問われて、「領収書はないけど、経費です!」って認められる?おかしいよ。 https://t.co/fRoLT7gj8a
日給100万円の世界です!
在職1日にも関わらず、国会議員には10月分の文書通信費100万円が支給されたそうです。
大阪府の吉村知事は、「1日だけでも国会議員の身分となったので、10月分、100万円の札束、全額支給らしい。これが国会の常識。おかしいよ」と批判しています。
文書通信費
correspondence allowance
correspondence allowance
今回は correspondence に注目してみましょう。
動詞は correspond ですが、最も中心的な意味は「一致する・対応する・合致する」といったものです。
例: Each word in the original Japanese text does not necessarily correspond to the translated text.
原文の日本語の単語の一つ一つが必ずしも翻訳文と一致するわけではありません。
つまり、correspond が示すのは、「一方に対して他方が一致する関係」であるといえます。
このことから名詞 correspondence には文通や通信という意味があるのです。一方が発したメッセージに他方が答えるという、双方のやりとりということですね。
allowance 手当・~費
こちらはどうでしょうか。「費用」といえば cost や expense といった単語もあるのですが、「手当」としての意味合いがある費用には allowance を使うことができます。身近な言葉だと「お小遣い」にも相当します。
「文書通信費」は手当と考えることができます。
retirement allowance 退職金
child allowance 子供手当
などのように使います。
「文書通信費」は、正式には「文書通信交通滞在費」と呼ばれ、correspondence だけでなく、「交通費」と「滞在費」もOKという大盤振る舞いなのです。
報道によれば、文書通信費は事実上の「第2の給料」や「お小遣い」に近いものという話もあり、ますます税金の使い方に疑問を抱かざるを得ません。
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