西村大臣、 酒の取引停止要請めぐる「恫喝」発言を撤回

「恫喝大臣」西村康稔氏は、灘→東大法で頭はいいが"心はバカ" 周囲の評価「上から目線で不遜な人」 https://t.co/v1I0XLyNYm
— PRESIDENT Online / プレジデントオンライン (@Pre_Online) July 13, 2021

コロナと飲食をめぐって国民がピリピリしている中で、西村氏は火に油を注いでしまったようです。
西村大臣は先日、酒を提供する飲食店に関して、金融機関に「働きかけ」を行ってもらうとしました。また、酒類販売事業者に対して、飲食店との取引停止を要請していました。しかし、世間の反発を招き、政府として方針を撤回しました。
恫喝
intimidation
intimidation
intimidation は「脅し」「威嚇」ということです。「恫喝」にも使えます。
動詞は intimidate です。
でも、「脅し」といえば
threat 【名】
threaten 【動】
ではないのか、と思われるかもしれません。
両者には、微妙なニュアンスの違いがあるとされています。
threaten ⇒ 直接的な危険や脅威、恐怖を与える
The bank robbers threatened the customers at gunpoint.
銀行強盗たちは、客に銃を向けて脅した。
intimidate ⇒ 間接的な脅しで、恐怖を感じさせる
She felt intimidated after her boss made advances to her.
上司が言い寄ってきて、彼女は恐怖を感じた。
言い寄ったこと自体は「暴力」ではありません。でも彼女にとっては「恐怖」だったのです。
西村氏が「銀行融資」や「取引停止」に言及したことは、間接的に怖がらせるニュアンスでしょうね。
intimidate はより「内面的な脅し」と呼べるでしょう。
政府高官の発言がここまで波紋を広げるのは、政府と国民との信頼関係が欠如しているからだと思います。
コロナ対策と五輪推進をめぐる矛盾について、明確な説明がなされないままなのです。

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