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rap - ホテルの貼り紙、外国人と日本人のエレベーター分ける 差別との批判

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五輪のグダグダの中で、ちょっと気になるニュースです。

赤坂エクセルホテル東急が貼り紙で、「日本人」「外国人」を分け、外国人利用客に対し、日本人と同じエレベーターに乗らないよう求めていたといいます。ホテルに悪意があったとは考えられませんが、舌足らずであったことは否めず、ネットでは「差別だ」などと批判が上がっているようです。


 rap 
非難する


今回は「非難」の英語をおさらいしておきましょう。

rap といえば「ラップ」ミュージックの rap と同じです。

非難する、小言を言う、など、「文句」という意味です。ラップの歌詞ってそういうものですよね。

Tokyo hotel rapped for "Japanese only" notice for elevator use
東京のホテルが、エレベーター使用に関する「日本人専用」というお知らせで、批判を受ける



同じ「非難」「批判」でも、言葉のトーンや使われる状況によって、選ぶべき単語が違ってくるのはご承知の通りです。

それはわかっていても、実際に使い分けをするのは外国語学習者としては簡単ではありません。

 criticize  
一般的に幅広い文脈で使えるでしょう。会話でも書き言葉でも大丈夫です。

 accuse  
こちらも同様ですが、法廷での「訴追」としても使われます。
注意点として、accuse + 人 + of + 理由 という文型をとることが多くなります。

 slam  
もともとはビシバシ叩く、叩きつけるということで、カジュアルで感情をこめた「非難」です。「ボロクソ」に近いかもしれません。

 blast 
こちらもカジュアルでしょう。爆破するということですから、相手に破壊的な攻撃を行うがごとく非難するということです。

フォーマルな文書にふさわしい単語とは思いませんが、ニュース英語では blast と slam は生き生きとした描写を行うためによく使われますので、気を付けてチェックしてみてください。

 lambaste 
これは知っていますか?これが使える人は英語上級者です。もともとはムチで人を打つという動詞ですが、もっぱら比喩的な意味で「厳しく非難する」として使われます。ニュース英語でもときどき出てきます。



ホテル側のこの書き方は、何を根拠に「内国」と「外国」を分けているかが不明だという点で確かに差別的です。

せめて「五輪関係者のお客様」と「一般のお客様」くらいにしておくべきでした。

またその理由として、感染拡大防止のため「人流の動線を分ける必要がある」ことを明記しておくべきでした。






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