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国民投票法の改正案が衆院で可決、今国会で成立へ

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コロナ禍の混乱状態で国の最重課題を扱う.....これは非常に難しい問題です!

昨日の衆議院本会議で、国民投票法改正案が自公や立憲民主党などの賛成多数で可決されました。参院を経て、今国会で成立する見込みです。

この「国民投票法」、英語ではどのように表現しているのでしょうか?


 国民投票法 
national referendum law


実は、これは正式名称ではありません。正式には「日本国憲法の改正手続に関する法律」と呼ばれます。したがって、英語名称も略称あるいは俗称といえるでしょう。

 referendum  
(住民・県民・国民などによる)投票

referendum はかなりの big word で、日常会話では出てこないものですが、政治用語としては大切な単語なので、ぜひ覚えてください。

「国民投票法改正案」は、
a bill to amend the national referendum law
国民投票法を改正する法案

と説明すればよいでしょう。

この referendum ですが、英国がEUから離脱することを決めた国民投票も referendum でした。

the UK referendum on Brexit 
英国のEU離脱を問う国民投票

referendum に似た単語に

 plebiscite  国民投票・住民投票

がありますが、両者の違いには諸説あるようです。

ある説明では、plebiscite は憲法改正や政府のあり方などを決定付けるような大きな問題について問う、というものがありましたが、各国によって定義は違うようです。



憲法改正には賛否両論があります。憲法には改正手続が定められているものの、そのハードルは非常に高く、今回が戦後初めての具体化となります。

コロナ禍では、緊急時に国民の生命財産をいかに守るかについて、憲法上の限界も見えてきました。

しかし、問題なのは、国民を巻き込んだ十分な検討がなされていない点です。

党利党略ばかりで動き、必ずしも民意を代表していない国会議員の手によって重要事項がなし崩し的に決められていくことこそ、日本の危機だと思います。



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