辞書にはのらない英語 - ホワイト国

white.png 日韓関係の悪化のニュースが連日報じられていますが、やたらと耳にするのが「ホワイト国」ということば。
半導体製造のカギとなる薬品の輸出対象国の中でも、信頼のおける国が「ホワイト国」なのです。
この「ホワイト国」は、そのまま英語になるのでしょうか?
辞書にはのらない英語を考えてみましょう。


 ホワイト国 
white list countries


注意点は、ホワイト国
 white country  としないこと!
この場合の white は「白人の」と解される可能性があり、「白人の国」になりかねません。

輸出管理の話題での「ホワイト」とは
 white  潔白である、信頼できる
という意味の white ですね。
さらに、
信頼できる国の「リストに載っている」ことを明記した方がいいでしょう。
 white list country  ホワイト国
ここで 'white list' とアポストロフィーで囲って、特殊な用法であることを示すと万全です。
 whitelist  と1語で書く場合もあります。

ちなみに、色を表す単語は、別のさまざまな意味を持つことがあります。
 white collar  事務職、ホワイトカラー
 blue collar  肉体労働者、ブルーカラー
 white list  優良者リスト、ホワイトリスト
 black list  要注意リスト、ブラックリスト
 yellow journalism  
扇情的(イエロー)ジャーナリズム 
 blue film  
ポルノ映画
なぜブルーなのでしょうね・・・日本ではピンクですね。ちなみに中国では黄色が「いかがわしい」色なんだそうです!


記事から英語を拾ってみましょう。
The Cabinet on Friday formally approved ejecting South Korea from the so-called white list of countries entitled to receive preferential treatment in trade, further aggravating an already highly strained bilateral relationship.
内閣は金曜日、貿易面で優遇措置を受けることができる、いわゆる「ホワイトリスト国」から韓国を除外することを正式に了承した。このことによって、すでに緊張状態にある二国間関係はさらに悪化するだろう。
 eject  除外する
 entitled to  ~する資格がある

The trade ministry in Tokyo also announced that Japan will stop using the term “white list,” renaming the category of countries as Group A. The countries not presently listed on the white list will, meanwhile, be re-categorized into Groups B, C and D, depending on how strict they are in controlling sensitive materials.
経産省がまた発表したところでは、日本は「ホワイトリスト」という用語を使うことを止め、この分類の国をAグループに改めるとした。一方、現在ホワイトリストにない国は、慎重な扱いを要する物質をどれだけ厳重に管理しているかに応じて、B・C・Dグループへと再分類される。
 depending on  ~に応じて、~次第で
 strict  厳格な


日韓の問題も、そろそろ国民はウンザリしてきたのではないでしょうか?改善のきっかけをどちらが先に作るのか、そこに国としての成熟度が見えてくるのかもしれません。
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