辞書にはのらない英語 - ふるさと納税

ふるさと納税

納税シーズンも一段落ですね。
「ふるさと納税」は、英語ではどう表現するのでしょうか?
和英辞典には載っていない英語表現を考えてみましょう。

直訳ベースだと、このように訳されることが多いと思います。
ふるさと納税 → the "hometown tax" donation system

ところが、これだと制度の意味や内容がわかりません。
そもそも「ふるさと納税」自体がキャッチフレーズなので、まず日本語で制度の内容を整理しておく必要があるでしょう。

「納税」なのになぜdonation「寄付」という訳語が与えられているのかといえば、地方税法第37条の寄附金税額控除制度を根拠に始まった制度だからです。厳密にいえば「ふるさと納税」は地方自治体に寄付することで個人住民税の控除を受けられる制度です。

ですから、英語で説明する場合は、the "hometown tax" donation systemに続けて、以下のようなフレーズを加えると理解しやすくなると思います。
・The "hometown tax" donation system provides tax deductions to people who donate money to a local government of their choice.

・The "hometown tax" donation system allows people to donate to their hometowns or any other municipality of their choice and receive tax cuts.

・The "hometown tax" donation system is essentially a means for people to receive tax deductions in return for donations to municipalities and prefectures of their choice.


どうしても英語の説明が長くなりますが、制度の本質をまとめるとそうなってしまいます。
この制度も、ふるさとに納税したいから利用するというよりは、返礼品や税控除を目的として利用する人が大半です。
身の回りには聞こえの良いキャッチフレーズがたくさんあふれていますが、社会の現実はかなり複雑なものなのです。

0 Comments

Post a comment