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sentence - スーチー氏に新たに禁錮6年の判決

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みなさんお盆はいかがお過ごしでしょうか?

海外ではまた一つ残念なニュースがありました。

ミャンマーの軍事政権の裁判所は、国民民主連盟(NLD)トップの Aung San Suu Kyi 「アウンサンスーチー」氏に対して、汚職の罪で禁錮6年の有罪判決を言い渡しました。

これまでにスーチー氏に下された刑期は計17年となっています。


 sentence 
判決を言い渡す


sentence は「文」だけではありません。動詞としてこのような意味もあるのです。

判決文を言い渡す、ということから来ているのでしょうね。

用法としては、sentence+(人)to (刑期)
(人に)(刑期を)を言い渡す

という形を取ります。

The lower court sentenced the man to four years in prison, suspended for two years.
下級裁判所は、その男に対して禁固4年、執行猶予2年の刑を言い渡した。

 suspended  
(刑の執行を)一時停止された

また、言い渡される側の「人」が主語になる場合は、受身形になることはわかるでしょう。

The serial killer was sentenced to death.
その連続殺人犯は、死刑を言い渡された。



 記事の英語 

Myanmar's Aung San Suu Kyi has been sentenced to six more years in prison for corruption.
ミャンマーのアウンサンスーチー氏は、汚職でさらに6年の禁固刑を言い渡された。

Analysts say the numerous charges against her and her allies are an attempt to legitimise the military’s seizure of power.
アナリストによれば、彼女やその支持者たちに対する数えきれない容疑は、軍が政権を掌握したことを正当化する試みだということだ。



考えてみれば、クーデターで政権を奪った軍部に裁かれる筋合いなどありません。

政権そのものが非合法なのですから。


seasoned - 岸田改造内閣 目立つベテラン再登用

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岸田改造内閣は、防衛相や厚生労働相に経験者を再登板させ、党役員も重鎮やベテランで固めた「刷新感に乏しい」内容だったとのマスコミ評です。


 seasoned 
熟練した、経験豊富な、ベテランの


この season には、あまりにも「季節」という意味が染みついているため、他の意味を知らない学習者が多い単語の一つだと言えます。

もとの動詞  season  には、経験を積ませる・仕事に習熟させる という意味があります。このことから、形容詞化した seasoned には熟練した・ベテランの という意味が出てくるのです。

他にも season には風味を与える・香辛料を加える という意味があることもご存じだと思います。ここからきた

 seasoning  調味料

もよく聞きますよね。



 記事の英語 

Japan's Kishida enlists seasoned hands to tackle energy, defense

日本の岸田首相、エネルギー・防衛問題に対処するため、経験豊富な人材を起用

 enlist  (兵などを)とる
 hand  人手・人材



フタを開けてみれば、安倍政権下のコロナ対応で毎日出てきた西村氏や加藤氏が閣僚に復活しました。

また、主要派閥のバランスに配慮しつつ、安倍氏死去後の挙党態勢を演出する陣容とも評されています。

岸田氏が唱えた「新しい資本主義」とか、どこへ行ったのでしょうね。

FIRE - 経済的自立と早期リタイアで自由な生き方を目指す

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最近 FIRE というワードをよく聞きますね。

既にご存じの方も多いと思いますが、まだ知らない人はこの機会にどうぞ。


 FIRE 
= Financial Independence, Retire Early 
経済的自立・早期リタイア


このコンセプトは何年か前から欧米で提唱されていましたが、日本にも波及しつつあるようです。

経済的自立と早期退職を目標とするライフスタイル、またはそれを啓蒙するムーブメントを指す言葉ですね。

 financial  金銭上の
 independence  自立・独立
 early  早期の
 retirement  
退職

こちらの記事で英語でどう使われるかを見てみましょう。

The FIRE movement refers to the acronym for Financial Independence Retire Early. While it has been trending recently, the idea has been around for several decades.

FIRE運動とは、経済的自立・早期リタイアを指す頭辞語です。近年流行っている一方で、この考えは過去数十年前からあります。

 acronym  
頭字語
(頭文字をまとめた省略語で、アルファベットとは別の読み方をする単語 ⇒ UNESCO「ユネスコ」など)



良くも悪くも日本型の終身雇用は崩壊し、人の価値観はずいぶん多様化しています。

経済的なメドさえつけば、FIREは良いものだと思います。

そのためには、若い頃に安月給でこき使う、日本型の賃金制度も変わらねばならないでしょう。

ninja bomb - 米、アルカイダ指導者殺害に「忍者爆弾」使用か

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最近、国際ニュース界隈で話題になっているフレーズがこれです。

アメリカは、アフガニスタンで国際テロ組織 Al-Qaeda「アルカイダ」の指導者、Ayman al-Zawahiri「アイマン・ザワヒリ」容疑者を、2発のミサイルで殺害しました。

この兵器は弾薬の代わりに6枚の刃を備えたミサイル、通称 ninja bomb だとみられています。


 ninja bomb 
忍者爆弾


ninja bomb とは、具体的には Hellfire R9Xヘルファイア・地獄の炎)と呼ばれる兵器のことです。R9X Hellfire の表記も見られます。

着弾時には爆発せずに、展開した刃で目標を切り裂くそうです。そのため、標的以外の犠牲者は少なく、ピンポイントの「暗殺」によく使われるとか・・・

ちなみに、このフレーズもあわせて覚えてみてください。

 flying Ginsu  空飛ぶギンス

flying Ginsu はヘルファイヤの別のニックネームで、Ginsu は昔アメリカで爆発的に売れたナイフ・包丁です。samurai sword「日本刀」をイメージさせるネーミングとして、よく切れる刃物の代名詞のようになっています。

そんな「ナイフ」が「空を飛ぶ」わけですから、Hellfire よりも兵器のイメージが伝わるのかもしれません。



 記事の英語 

R9X Hellfire missile used to take out al-Zawahiri is a precision ‘ninja bomb’ that uses blades to kill

ザワヒリ氏を抹殺するために使用されたR9Xヘルファイヤミサイルは、殺害のために刃を使用する高精度の「忍者爆弾」である。

 take out  抹殺する・排除する
 precision  高精度・精密さ
 blade  




Pentagon や CIA はこういう手段を使うと言われますが、公式には認めず、正面から国際的に非難はされにくい立場にあります。

大国の特権でしょうか。

mercury - 猛暑は続く ~ 「水銀」と「気温」の不思議な関係

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毎日暑いですね!

8月初旬もこの気温が続くとのこと!

ところで、英文ニュースで猛暑の話になると、よく the mercury soars... などのフレーズを目にします。

でも、mercury って「水銀」のはず..... なぜ「気温」に使われるのでしょうか?


 mercury 
気温


mercury といえば、物質としての「水銀」が第一義です。

ではなぜ「水銀」=「気温」なのでしょうか?答えは、昭和に生まれたみなさんなら想像がつくかもしれません。

昔の温度計には、液体に「水銀」が使われているものが主流で、水銀柱と呼ばれました。気温を測る場合は赤いアルコールが封入されたものが普通ですよね。もはやそれも古く、今はデジタルかな。

だから、the mercury rises...は the temperature rises....「気温が上がる」と同じなのです。

Back in the old days, the red liquid in thermometers used to be made of mercury.
温度計の中の赤い液体は、昔は水銀からできていました。

When someone says "the mercury is rising" that means "the temperature is rising."
「水銀が上昇している」というときは、「気温が上昇している」という意味なのです。

As the mercury gets hot or cold, it will expand up or down showing the fluctuation in temperature.
水銀が熱くなったり冷めたりすると、膨張したり収縮したりして、気温の変化を示すのです。

ちなみに、「気温」の意味で使うときは、定冠詞をつけて the mercurity としてください。



東北や北海道も軒並み30℃越えの時代です。もう日本に避暑地はなくなったのかもしれません。

まだまだ猛暑が続きそうですが、どうぞご自愛ください。

sponsor - 東京五輪のスポンサー契約をめぐる疑惑に捜査のメス

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2020東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約をめぐって当局の捜査が行われています。

大会組織委員会の高橋治之元理事に対して、受託収賄容疑で家宅捜索が入りました。

彼は電通出身で、五輪のスポンサー選定を巡るプロセスに疑惑がもたれています。


 sponsor 
【名】出資者・広告主・スポンサー
【動】
出資する・後援する・発起する・起草する



今回は、当たり前のようにカタカナ語として通っている「スポンサー」について考えてみましょう。

sponsor の基本となる意味は「お金を出す」、「お金を出してくれる人」ということですね。

たいていは互いの利益のためにお金を出すことで、「出資者、広告主」などの意味になります。慈善としての「寄付者」という意味もありますが。

Tokyo Olympic executive's home searched over dubious money from sponsor
東京五輪の幹部の自宅に、出資者からの疑わしい金銭をめぐって家宅捜査

上級英語を目指す上では、これよりもむしろ「発起する・起草する」の意味を身につけていただきたいところです。

よく「法案」などの話題で出てきますが、気づいたことがあるでしょうか?

An opposition-sponsored bill to allow same-sex marriage was voted down by the ruling bloc.
野党が起草した同性婚を認める法案は、与党連合によって否決された。

この場合の sponsor は、【動】(法案を)起草する、という意味です。



多額の公金を投じた東京オリンピック、最後はコロナで延期後の開催でしたが、不透明な金の流れがここ数日でザクザク報じられているようです。

徹底的な疑惑の解明を望みます。


eruption - 桜島が噴火、警戒レベル5に引き上げ

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昨夜、鹿児島県の桜島が噴火し、警戒レベルが5(避難)に引き上げられました。


 eruption 
噴火



今回は erupt / eruption の使い方を見ていきましょう。

 erupt  【動】噴火・噴出する・噴き出る

大きく分けて3つの使い方を覚えてください。

① 噴火・噴出する
文字通り、火山の噴火などに使う表現ですね。

Mount Fuji is known as a dormant volcano, but some experts believe it might erupt some day.
富士山は休火山として知られているが、いつか噴火すると考える専門家もいる。

②(感情が)噴出する、爆発する
これも日本語と発想が似ているので、理解は簡単でしょう。

He erupted in anger after his pride was hurt.
プライドを傷つけられて、彼の怒りが爆発した。

③ ふきでものができる
これはあまり馴染みがないかもしれませんが、アリなのです。

Acne erupted on her face a day after she ate three bars of chocolate.
板チョコを3枚食べた翌日、彼女の顔にニキビがふき出た。



相手は地球の活動ですから、人間がどうこうできる話ではありません。

警戒や避難は先手先手で打っていただきたいと思います。